Dr.Andyの活動記録

タイでの国際ロータリー会議

Dr. Andyの世界紀行(バンコク編)

国技であるムエタイと呼ばれるキックボクシング、トムヤムクンなどのスパイシーなオリエンタル料理、金色に光輝く仏像が並ぶ仏教寺院や華やかな金細工などで有名な神秘の国タイ。 平成10年11月25日~11月30日の5日間、私はタイで開かれる会議や討論会に参加する為、首都バンコクに行ってきました。WHOやUNICEF、UNESCOなどの国際的な機関をはじめ、ロータリーなど各国の奉仕活動家が多数参加し、活発な議論がかわされました。ご存じのように、今バンコクでは「アジア大会」が開催されています。残念ながら私の滞在中には観戦する事は出来ませんでしたが、町中が準備におおわらわといった感じで、たいへん活気に満ちていました。タイには世界一と名高いリゾート地である「プーケット」があり、ここは世界中から金持ちが集まってくる都市でもあります。オリエンタルな雰囲気が漂うエキゾチックな街並み、アジア大会を控えて新しいビルが建ち並ぶ近代的な街並み、そのどれもが現在のタイの姿には違いありません。しかしながら、多くの国民が貧困や病気にあえぐ開発途上国という姿もまた、タイの実態なのです。今回私が参加した会議では、障害をもつ人々や病気に苦しむ人々を救済する為の、様々なテーマが議論されました。国境を越えて奉仕活動を行っている様々な善意の人々や、国家としてそれらの人々を救済すべく昼夜を分かたず奔走する公務員たち、そして社会の一員として前向きに生きようとしている障害者の人々など、豊かな国に暮らす人には想像も出来ないような、素晴らしい「助けあい」の精神と、それを具現化している人々をたくさん見てきました。今回のバンコク行を通じて私は、これからも出来る限りこれらの人々と力を合わせてがんばろう、他にも自分に出来る事はあるはずだ、という気持ちを新たにするとともに、奉仕活動を通じて世界は一つになれる、善意のボランティア活動に国境はないという気持ちを、より一層強くすることが出来ました。以下の写真は、私のバンコク滞在中に撮影したデジタルカメラの画像です。これらの写真から少しでも今回の会議の熱気や、人々の熱意を感じとっていただければ幸いです。
AIPUR FOOT(義足)を装着した障害者の方と一緒に。ここタイでは、対人地雷による民間人の犠牲者が毎日増え続けています。犠牲者が義足を取得するには約30ドルかかります。大人なら一度作れば長く使う事が出来ますが、子供用の場合はたいへんです。成長に合わせて作り換えなければならないからです。貧困にあえぐ、一部の富裕層が始めた戦争の犠牲者である人々にとって、これは非常に大きな負担になっています。
ある女性アーティストが描いた絵が展示されていました。私も2枚購入して、現在クリニックに飾ってあります。これらの絵の収益金は、識字率向上の為の本の購入費用や、各種プロジェクトの資金として寄付されます。
白熱した議論が展開して、思わず立ち上がってしまったところを、スナップされました。これはWHOやUNICEF、UNESCO、国際ロータリーなどが提唱する「ポリオプラス(西暦2000年までに、世界中からポリオを撲滅しようという活動)」についての議論中の出来事です。このプロジェクトに関わらず、奉仕活動に携わっている人々は、皆ものすごく真剣に取り組んでいるのです。
タイの民族舞踊のステージです。会議の関連アトラクションの一つとして行われたものです。このダンサーたちは、アジア大会でも踊りを披露する事になっています。
会議が終了し、全員が集まる閉会式の様子です。正面に国際ロータリーのバナーがかけられ、たくさんの人が写っていますが、Dr. Andyはどこにいるでしょうか?写真が小さいので分かりにくいと思いますが、もし分かった方はメール下さい。