1月29日から2月4日まで、経口ポリオワクチンの全国一斉投与、ダッカを中心とした人道的プロジェクトへの参加、新たなプロジェクトの企画策定を目的として、バングラディシュを訪問しました。バングラディシュという国は、約1億2000万人の人口があり、13世紀にイスラム教徒によって基礎が作られ、18世紀にはイギリスの支配下となっていました。1947年インド独立の際にインドと別れ、その後パキスタンと戦争、1971年12月16日にバングラディシュとして独立しました。世界で170何番目かの貧困な国です。ダッカの人口は約600万人、市内にはブリガンガという川
が流れています。宗教はイスラム教を筆頭に、ヒンズー教、仏教、カトリックなどが信仰されています。世界経済低迷の影響は、バングラディシュも例外ではありません。識字率が非常に低く(人口の過半数)、失業率も非常に高い国で、若い人口に占める失業者の割合は全体の約30%にものぼります。ロータリアンとしては、基本的な職業訓練(コンピュータ、速記、英語、電気機器の修理、自動車の運転、印刷、衣服の縫製、調理、デザイン、美容師等)、トレーニング後の仕事を探してあげたり、牛やにわとり、家畜の飼い方を教えて、シンプルなファミリー農場を持たせるノウハウを教える、などの活動を一つの解決策として考えています。
他にも、衛生状態や栄養状態の悪さによる視力低下や、失明者も少なくありません。失明予防と治療、安全な飲料水と衛生状態の確保、薬の提供(メディシンバンク)、ヘルスクリニック職業訓練(グラミーンバンク、マイクロクレジット)などを通じて失業者の就職率を高めるなど、これらの状況を解決する為のいくつかのプロジェクトを実行したいと考えています。今回の活動においては、2月2日に2000万人の子どもたちに対して、ボランティア約60万人が、全国約12000箇所で経口ポリオワクチンを投与しました。これまでに日本が約3000万人分(過半数)、国際ロータリーが1200万人分、CDCアメリカ疫病防疫センターが900万人分、以下バングラディシュ、ユニセフ、デイシックス、USA ID、WHO、の順に、たくさんのポリオワクチンを提供しました。私も含めて各国のボランティアは、スラム街の子どもたちの学校教育、低価格のシェルター建設など、医療、栄養、衛生、教育、安全な水、薬、ヘルスケアの必要性を改めて痛感しました。これらのボランティア活動のあと、バングラディシュ、香港、マカオ、日本の代表的な仲間たちによる記念撮影を行い、もっと親善を深め、お互いの理解を深め、お互いが出来る事をやっていく、という誓いで今回の活動を終わりました。





